住宅

薪ストーブのある平屋

静かな山間に佇む平屋の住宅です。

伝統的な村の風景に調和した黒く低いフォルムの中は、広い居間を中心に和室、キッチン、パントリー、玄関、クローゼット、寝室2室、水回りを回遊型のプランでつなぎ、行き止まりのない広々としたプランになっています。

中心の居間のストーブ配置は、炎を見ながら四季の風景を楽しむこともできるよう細心の注意を払って配置しました。

すべてがワンフロアで完結する、楽な平屋というだけでない魅力にあふれていると思います。家具や調度品、金物を隠すアワビの殻など住まい手の感性が素敵です。

山間の開けた土地に建つ平屋の住宅です。
低く黒いフォルムとストーブの煙突が特徴です。奥の伝統的家屋との相性もいい感じです。
東側には土塁を築き住まい手自身で石を積んでいます。
家の中心のリビングルームにはシンプルなデザインの北欧製薪ストーブ。二重煙突と独自の給気ルートもあり熱効率はとてもよさそうです。ストーブの炎にあたりながら風景を楽しむために配慮した配置です。
ダイニングテーブルの奥には半個室のキッチン、ここからリビング全体が見渡せますがリビングから洗い物を見られることはありません。
キッチンからリビングをみた景色です。キッチンには玄関からパントリー経由でアクセスできます。ストーブの奥には広いクローゼットがあり、ここから水回りや玄関への導線があり、回遊性のあるプランにしています。
梁の金具がアワビで・・オリジナルの釘隠し(施主設置)がいい感じ
こちらも同じく釘隠し(施主設置)
武骨ですが空間に合った物干し金物
リビングと一体になる予備室
玄関。奥の扉は広いパントリーで、その先にキッチン。ここの同線も回遊性があります。